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コアックスの商品詳細
ICOM IC-7700/M
最高水準の受信性能を備えた、DX'er待望の実戦派高級HFマシン
■トリプル/クオッダプルを超えるダブルスーパーヘテロダイン方式ダブル、トリプル、クオッダプルと、IF段が増えると、その分ミキサーやアンプ、フィルター等の回路が必要となり、歪みの発生が多くなります。IC-7700では、高度な技術が必要とされるミキサーの安定動作を実現することにより、受信回路を単純化。トリプル/クオッダプルスーパーヘテロダインを採用したマシンを超える耐歪み性能を実現しています。 ■他の追随を許さない、ダイナミックレンジ110dB/第3次インターセプトポイント+40dBm(HF帯)
感度を下げれば、簡単にIP3の値を高めることができます。しかし、アイコムは感度を犠牲にしたIP3値など、意味がないと考えています。IC-7700では、真の最高水準の受信性能を実現するために、メカニカルリレーによるBPF切り替え、プリセレクター、ルーフィングフィルター、シンプルなダブルスーパーヘテロダイン方式を採用するなど、徹底したアナログ回路の見直しを行っています。さらにDSP部との絶妙なマッチングを図ることで、最高水準の受信感度と、HF帯におけるダイナミックレンジ110dB、CWよりも条件的には厳しいUSB(2.4kHz)時でもIP3=+40dBmを達成しています。 ■第2インターセプトポイントは+110dBm※以上を達成
無線機の本質であるアナログ性能の追求により、IP2=+110dBm※以上を実現。この数値は、放送局等の強力信号による2次歪みの発生が徹底的に抑え込まれていることを実証しています。
■突出した受信性能を証明するインバンドIMDトランシーバーの内部では、受信した複数の信号により、歪み(2次・3次歪み等)やノイズが発生します。これが、インバンドIMD(Inter
ModulationDistortion)と呼ばれるもの。IC-7700は、入力信号のレベルに関わらず、インバンドIMD特性において他機を圧倒する性能を示しています。これらインバンドIMDの差は、はっきりと体感できるレベルです。特にCW運用において、複数の局から同時に呼ばれた時など、これまで内部歪みやノイズにより聞き取れなかった信号が、IC-7700では浮かび上がって聞こえてきます。
■2ndミキサー部にはイメージリジェクションミキサーを採用2ndミキサー部にはイメージリジェクションミキサーを採用し、ミキシングの段階で発生するイメージ成分を除去しています。ルーフィングフィルターと相まって約100dB以上のリジェクション特性を実現しています。技術的に困難とされていた、アナログのイメージリジェクションミキサーの安定動作を実現することにより、単純化した受信回路構成となり、より歪みの少ない受信性能を得ています。 ■超低歪みを実現したBPF(バンドパスフィルター)&メカニカルリレー
歪みを徹底的に排除するため、大振幅信号の切り替え回路では、可能な限り半導体の使用を廃止。 さらに、フィルターを構成するコイル、コンデンサも可能な限り大型化を図っています。 また、リニアリティに優れたメカニカルリレーと磁気飽和に強い大型のトロイダルコイルやコンデンサを採用することで、 バンドパスフィルターの入力側で発生する歪みを徹底的に抑え込んでいます。 ■デジセル(オートマチックプリセレクター)が 高次で発生するIMD成分を徹底除去IC-7700の受信RF段は、+40dBmのIP3を確保していますが、これでも、近隣に強力な信号があるケースでは、歪みが発生する可能性を残しています。このような状況で、デジセル(オートマチックプリセレクター)は威力を発揮します。通過帯域内では、鋭いピーク特性のデジセルと、帯域外減衰量が大きいバンドパスフィルターとを組み合わせることで、2次、3次、さらに高次で発生するIMD成分を除去しています。なお、プリセレクターのセンター周波数は、デジセルツマミにより微調整することができます。
■高IPと低ノイズを両立するプリアンプIC-7700には、HF帯用、50MHz帯用、それぞれ2種類、計4種類のプリアンプが装備されています。プリアンプの目的は受信感度のアップ、すなわちゲインとNFの追及です。IC-7700では、ノイズレスフィードバック型プッシュプルアンプ回路を採用。フィードバックトランス設計との相乗効果で、高IP3と低ノイズを両立しています。 ■歪み成分の排除を重視した1stミキサーIC-7700のミキサー素子SD5400へのLo信号は、16Vp-pもの電圧を印加しています。このような高レベルのLoを広帯域で発生させる技術は、アイコムが長年培ってきた広帯域パワーアンプ技術の応用によるもの。これにより、歪みを徹底的に排除するため、大振幅信号の切り替え回路では、可能な高IP3値を得ることに成功しています。 ■3kHzを含むアイコムスペックのHi-Spec 1st IF filter※1を搭載1stIFアンプの前段に15kHz、6kHz、3kHzのフィルターを搭載しています。このフィルターは、IMDを改善するために、インピーダンス特性を重視したアイコムスペックを設定し特注したデバイスです。さらに、3kHzのフィルター選択時におけるブロッキングダイナミックレンジは約134dB※2を達成。近接周波数の強力信号からの影響を激減させています。
■Twin AGC Loop Lineが、ダイナミックレンジの向上と強力信号によるブロッキングに威力を発揮IC-7700では2系統のAGCループ処理を行っています。ひとつは、BPF帯域外等の強信号による1st IFアンプの飽和を防止するとともに、近接信号に対するダイナミックレンジを向上させています。もう一方のAGCは、最終的に通過帯域幅を決定するデジタルI Fフィルターを通過した信号からAGC電圧を検出し、隣接した強力信号によるAGCブロッキングを発生させることなく、目的信号にのみAGCを動作させています。AGCの設定は3段階(プリセット)に加え、マニュアル調整が可能なAGCボリュームも装備しています。
±0.05ppmの周波数安定度を誇る日本製OCXO<基準周波数発振器>を採用
日本製のOCXOを新たに採用しています。対温度における周波数安定度は、±0.05ppmを達成。このスペックは、SSGやスペクトラムアナライザー、周波数カウンタなどの精密測定器に匹敵しています。さらに、外部接続機器用にIC-7700の背面から基準周波数(10MHz)を取り出すこともできます。 各デバイスへのこだわりが、HFマシン最高水準の性能として結実
■高性能7インチワイドTFTカラー液晶を搭載応答速度、色彩、視認性、すべてに最高を実現するために、IC-7700には高スペックのTFTアクティブマトリクス方式7インチ(800×480ピクセル)ワイドタイプのカラー液晶ディスプレイを搭載。ディスプレイ上に、運用周波数をはじめ各機能の設定/動作状況、さらにスペクトラムスコープ、Sメーター、RTTY/PSK31のデコードメッセージまで運用に必要な情報を集中表示することができます。また、従来からのアナログ針メーターをTFT上で再現するために、高分解能のLCDを厳選。高速処理のCPUとソフトウェア技術を駆使して、限りなくアナログ針メーターに近い動きを可能にしています。 ■パソコンなしでもRTTYとPSK31の運用が可能IC-7700にはボドーRTTY、そしてPSK31用のモジュレーターとデモジュレーターを内蔵しています。USBタイプのキーボードを本体に接続するだけで即、ボドーRTTYとPSK31を運用することができます。さらに、あらかじめメッセージメモリやUSBメモリに記憶させたメッセージにより、キーボードなしでもRTTY&PSK31の運用が可能。そのほか、受信したデータはUSBメモリに保存することも可能です。 ■USB端子をフロントに装備
キーボードやUSBメモリを簡単に接続することができるよう、2基のUSB端子をフロント部に配置しています。これにより、RTTYの運用、ファームアップを快適に行うことができるようになります。 ■マルチバンド運用を快適にする4つのM型アンテナコネクタアンテナセレクタを備えた4つのM型アンテナ端子(ANT1、ANT2、ANT3、ANT4)を装備。それぞれのアンテナ端子は前面のANTスイッチにより瞬時に切り替えることができます。さらに、セットモードにより、運用しているバンド毎に4つのアンテナ端子を振り分けることができます。また、各アンテナに対して「送受信用」、「受信用」、「オフ」の設定ができる上、一度セッティングしたアンテナ端子の設定情報はメモリすることも可能。快適なマルチバンド運用を実現します。 ■スムーズなバンド間移動を実現するトリプルバンドスタッキングレジスターバンドスイッチで選択したバンドの最終運用状態へ、瞬時に移行できるバンドスタッキングレジスターを各バンドに3ch搭載しています。例えば、この3chをSSB、CW、RTTY(またはFM)で使い分ければ、バンドスイッチを押すだけで、最適な運用周波数とモードに一瞬で移行できます。 ■高度な運用をサポートするリアルタイムスペクトラムスコープ
スペクトラムスコープ専用のDSPを搭載することで、信号レベルのダイナミックレンジ80dBを達成しています。また、スペクトラムスコープのレスポンスと測定の精度も飛躍的に向上。これにより、スペクトラムスコープの画面を見ながら、目的信号に正確に同調させることができます。なお、監視方法は、運用周波数を常にスコープセンターに表示させるセンターモードと、スコープの上端、下端を固定して運用周波数をマーカー表示する方式のFIXモードを備えています。 ■混信除去に絶大な効果を発揮するデジタルツイン PBT®&IFシフト動作上下から同時に混信を受けた場合に威力を発揮するデジタルツインPBT®を装備。上下いずれか片方から混信を受けた場合に有効なIFシフト動作を使い分けることにより、あらゆる場面で効果的に混信を除去し、目的信号だけを捕えることができます。 ■状況に応じて、きめ細かな設定ができるデジタルIFフィルターIC-7700に搭載されているデジタルIFフィルターはDSP処理により帯域外の信号を極限までカットします。それでいて、帯域内の信号は劣化させることなく忠実に再現。混信の隙間に潜む微弱な信号をピックアップする際に、絶大な威力を発揮します。また、多くの局に呼ばれる場合や、ノイズぎりぎりの信号をピックアップするケースなど、シチュエーションの違いで「シャープ」と「ソフト」を使い分けたり、帯域をコントロールするなど、DSPによるデジタル処理ならではの、きめ細かな操作が可能です。
■減衰量70dBを誇るマニュアルノッチ&オートノッチ高度なDSP処理能力を活かし、シャープな特性を実現したマニュアルノッチフィルター。減衰量は70dB以上を誇っています。しかも、減衰特性は3種類用意。運用するモードやバンドに応じて最適な特性を選択することができます。非常に強力なビートもAGCに影響を与えることなく切り落とします。
■各種設定が可能な高性能ノイズブランカーノイズブランカーはパルス性のノイズに対して、抜群の威力を発揮します。しかもスレッシュホールドレベルの可変だけでなく、ブランク時間のパラメーターやブランキング時の減衰量も設定することができます。 ■抑圧レベルの可変が可能なノイズリダクションIC-7700のノイズリダクションは、驚異の演算能力を誇る32ビット浮動小数点DSPが複雑で高度なアルゴリズムを瞬時に処理することで、遅延をまったく感じさせません。ノイズを強力に減衰させることにより、ノイズに埋もれていた信号を相対的に浮かび上がらせます。抑圧可変レベルはノイズレベルに応じて16段階で調整することが可能です。 ■コンテストで威力を発揮するデジタルボイスレコーダー
高音質化を図るため、デバイスを厳選するとともに、回路も新設計。また、フロントパネル部に専用のスイッチを配置し、操作性を高めています。通常運用からコンテストに至るまで、あらゆるシーンで威力を発揮します。 ■AF帯域コントロール機能を新たに搭載
AFのハイパス/ローパスコントロール機能を搭載。モードごとに最適なAF帯域を設定することができます。 ■光デジタル入出力端子を装備
オーディオ出力と変調入力用に、S/P DIF規格※の光デジタル端子を装備しています。外部機器とデジタル⇔デジタルで接続することにより、高音質を維持したまま、従来のアナログ接続よりもフレキシブルな音づくりを楽しむことができます。
■多様化するSSBデータモードに対応SSBデータまたはSSBモードで、IFフィルターの帯域設定を500Hz以下にした時、BPF機能が自動的にオンとなり、CWフィルターと同様の切れを実現します。さらに、デジタル通信時の同調を容易にする1/4倍ダイヤル減速機能も装備しています。 ■ファームアップで常に最高性能を維持お持ちのIC-7700を、常に最高の状態で使用していただくために、アイコムでは、最新のファームウェアを提供していきます。バージョンアップは、最新のファームをPCにダウンロードし、USBメモリを介して行います。 ■200Wフルパワー/フルデューティスペックによる運用を実現
IC-7700のパワーアンプは、ファイナル部にプロ用通信機でも採用されているMRF150、2個をプッシュプルで使用しています。このデバイスは54MHzまで安定した200W出力を得ることが可能です。さらに、大型ヒートシンクを採用した他、クアッドファン・クーリングシステムによる効率的な空冷により、全てのバンドで余裕の200Wフルパワー/フルデューティスペックによる運用を可能にしました。また、変調はDSPで行うことにより、限りなくピュアな送信S/Nを実現。さらに、PAは48Vで動作させているため、200Wという高出力を得ながらも、非常に優れたIMD特性を誇っています。
■送信音を自在にコントロールできるマイクイコライザー&送信帯域設定機能マイクイコライザーは、高音域と低音域それぞれで11段階、その組み合わせで多彩な周波数特性(合計121種類)の設定が可能です。さらに送信波の帯域設定は、低域で100Hz、200Hz、300Hz、500Hz、高域で2500Hz、2700Hz、2800Hz、2900Hzの設定ができ、自由に組みあわせて3種類をプリセットすることができます。目的に合わせて、送信音を自在にコントロールすることができます。 ■HF〜50MHz帯までカバーする高速オートアンテナチューナー
チューニングがとれると、100kHzステップで記憶。次にその周波数に合わせると自動的に整合情報を呼び出し、送信状態になると瞬時にチューニングします。しかも、高耐圧パーツの使用により200Wの連続送信時でも安心して使用することができます。 ■コンテスターを強力にアシストする高性能メッセージメモリーキーヤーメッセージメモリーはCW用70文字<4ch>、ボドーRTTY用に70字<8ch>、PSK31用にも70字<8ch>搭載。コンテストやDXペディション局へのコールなど、定形文を送出する場合に便利です。CW用メモリはオートリピート機能、シリアルコンテストナンバー自動カウントアップ機能、コンテストナンバー省略符号化機能などの高機能も標準装備しています。
■その他の機能【アンテナ系】
■おもな付属品
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